私は2021年度の中小企業診断士試験を受験し、2次試験まで合格いたしました。
本記事では、過去問高速回転法をもとに、TACみんなが欲しかったテキストの速読(~3時間)と過去問マスター回答を繰り返し、合格レベルまで達した流れを記載します。
1次試験の勉強法
中小企業診断士【1次試験】科目別合格戦略をバイブルに勉強を進めました。
どの科目から勉強する?
いろいろな情報がありますが、上記の図書ではシンプルに、勉強しやすい科目から進めることを推奨しています。
科目間のシナジーを考慮すると、企業経営理論をスタートにしてもよいのかな?とも思います。でも、とっつきやすいところから始めるというのも、一つの理にかなっているのかなとも感じます。
だって、勉強をあきらめてしまえばそこで試合終了ですからね。

私はまず、何とかついていけそうな6.経営情報システムから始めることにしました。
(システム系の仕事をしているわけではないですが、他は全くのずぶの素人なので何とかこの分野ならという希望もあったためです。)

最初にくじけないで波に乗るのが大事だと思います。
過去問マスター何週回した?
科目別合格戦略では、テキスト速読+過去問回答を3セット、直前仕上げの実施をベースにしています。
私は、スケジュールに少し余裕があったのでテキスト速読+過去問回答を4セット、加えて直前仕上げを行うことで計画を立てました。
1月スタートからで、ちょうどよい時間配分だったと思います。

過去問マスターは1~3回目は正誤チェックがついています。4回目以降はチェック欄外に記載しました。4回目ともなるとだいぶ問題を覚えているので、間違えたところ、自信のないところだけ解くようにしました。
なお、テキストにはTACのみんほしシリーズを選定しました。経緯は以下。
過去問マスターの使い方?
正誤チェック欄には、3種類の情報を記載しました。
1.〇 正解
2.△ 2択などに絞って正解、あるいは直前の問題解説に記載があったので正解
3.× 不正解
注意したいのは2.です。過去問マスターは問題カテゴリごとに過去問をまとめているので、直前の問題解説で、しっかりインプットした内容が、次の問題で問われているケースが良くあります。
ですから、所見だと解けないけど、さっき解説読んだから「ん、みたことある。」となって正解するケースが良くあります。そんな問題は△にして記録していきました。
経営情報システムの実際
経営情報システムで過去問高速回転を行いました。
実施時期とその正答率を記載します。
実施時期はいつ?
正誤チェックを積極的に記載している1~3回目はそれぞれ以下です。
1回目:2021/1/12~
2回目:2021/2/28~
3回目:2021/4/27~
それぞれの回数の間で、中小企業政策以外の6科目についても高速回転を行っています。
だいたい1.5か月で6科目回しているので、平均すると1科目あたり、1週間程度ですすめているようなイメージです。
なおこのメソッドにおいては、1科目をやり切ってから次の科目に移るように計画されています。

情シスはテキストもカコマスも、冊子が薄めだから楽。企業経営理論は。。。カコマス800Pあるもんね泣
高速回転の正答率はどうだった
当時の記録をグラフにしてみました。
- 1回目でも不正解率は34%とそんなに低くない。これは上述した直前の解説による影響が大きい
- 2回目は△の割合が圧倒的に多い。この時まではまだ定着には至っていない。
- 3回目でやっと64%は自信をもって答えられるように。
仕上げ期には、+2~3回転実施したことで、感覚的には90%ぐらいは自信をもって答えられるようになったと思います。
このことからやはり、最低でも3回過去問回転、AB問題は実施する。
さらに2回転程実施すると自信科目にできる!と思います。

まとめ
経営情報システムは、頻出問題が決まっており、まさに過去問が最大の参考書となる。
とにかく過去問を解きまくることをお勧めしたいと思います。
R3年のように難化するケースもありますが、頻出問題を落とさなければ6割、少なくとも4割を下回ることはないのかなとも思います。

まずは情シスから過去問回転。
アルファベット略字は、英語から覚えることを徹底すれば、理解も定着しやすいかと思います。
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