【中小企業診断士試験 R3年度76点獲得】過去マス どれくらい解けた? 経済学・経済政策編

中小企業診断士

私はR3年度(2021年度)の中小企業診断士試験を独学で学習し、一次試験、二次試験まで合格いたしました。

今回は経済学・経済政策の科目についての記事です。

(模試は受けなかったので、一科目目の本科目でとっても緊張していたことをいまでも思い出せます。)

本記事では、経済学・経済政策について過去マスをベースにした勉強の流れ、と当時の勉強進捗率などを記載したいと思います。

過去問マスターを使用されている方は、勉強の進捗と、回数ごとの正答率等の比較にぜひご利用ください。

房総診断士
房総診断士

試験本番一科目目です。

緊張で、手汗びっしょりだったのをいまでも覚えています。

この科目をしっかり解ききることができたので、その後の科目もあせらず落ち着いて対応することができました!

科目別の勉強順序

やりたい科目、ベース知識のある科目から進めていくことにしました。

1番目 情報システム (記事はこちら。)

2番目 運営管理 (記事はこちら。)

3番目 企業経営理論 (記事はこちら。)

4番目 財務・会計(記事はこちら。)

5番目 経済学・経済政策

と進めていきました。

科目概要

企業は利益を生み出すために、外部環境を理解して、活動を行っていく必要があります。

経済学・経済政策においては、外部環境分析のPEST分析における、E:Economy:経済の理解を中心に問う科目であるといえます。(P:Polytics:政治、S:Social:社会 に関する内容も相応にあります。)

外部環境は、自社で変えることは難しいけれど、経営のかじ取りには重要な要素となります。

(外部環境に対して、自社の状況を表すような環境のことを内部環境といいます。SWOT分析のS:Strength:強み、W:Weakness:弱み、が代表例です。SWOT分析は二次試験では必須フレームですね。)

房総診断士
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内部環境は比較的振り返りやすいけれども、外部環境の理解は、データ収集力と分析力が必要。

診断士としてしっかり理解し、企業支援の際、おさえておきたい内容と思います。

勉強の流れ

まず、経済学って何

理系育ちの私は、経済学という科目に今までほとんど触れたことはありませんでした。

大学などでは文系学部、として取り扱われている経済学ですが、ほかの科目に比べて”数学が必要”と聞いたことがあるというレベルでした。

房総診断士
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私は財務・会計のあとに着手したので、ミクロ経済などは学習済みの項目と似ている概念の部分もあって理解しやすかったです。

特におぉー微分が出るのね、とほかの文系科目と比べてちょっと親近感がわいたり。

TACみん欲しテキストを読んでみたら、細かい部分は覚えられないけど、内容は理解不能!というわけではなかったので、さっそく過去マスに着手しました。

過去マスの誤植に注意

経済学・経済政策は、ほかの科目に比べて誤植が多い印象を受けます。

解説が間違っているだけならまだしも、答えの選択肢が間違っているものも。。。

1周目:そういうことなのか。。?(理解できていない)

2周目:いやこれ違うよな?ググる→やっぱり違う。。

ということがありました。

こういった無駄な時間を使わないために、スタート前に正誤表を確認しておいたほうが良いと思います。

暗記は?

統計指数など、知識を抑える問題も出題されます。

TACみん欲しテキストでは、網羅的というより、エッセンスを絞って述べられているため、

過去問を解いて、初めてそんな項目も試験範囲になっているだ。。と思うことがありました。

(実際には細かく書いてあるケースも多く、テキストちゃんとに読んでいないだけです。。。)

でも、知識の暗記は長続きしないですし、勉強箇所が外れていると、せっかく勉強しても本番で解けないことになりかねないと思います。あまり深追いせず、ミクロ、マクロの理論的な部分を中心に勉強したほうが良いかと思います。

房総診断士
房総診断士

マンデルーフレミングモデルの、固定相場変動相場が与える影響については完全丸暗記しました。。。

”こかんー有効、へんたい(へんかん)ー無効、はイレギュラー”

固定相場、完全資本移動で財政政策は有効。

変動相場、完全資本移動で財政政策は無効。

それ以外は上記の反対。

一年たっても、自分で作ったフレーズは覚えていました。。

経済学・経済政策について感想

やっていく中で理解が深まる

ほかの科目でもありますが、特に経済学はやっていく中で理解できるということがよくあるかと思います。初めからすべてを理解してから進むのはコスパがあまりよくないかと。。

”外部不経済”、”余剰分析”、などはじめは ????となった論点も、不思議と三回目あたりにであうと、解説がスッと理解できることがありました。

基礎的な論点を、なんとなく解けている状態ではなく、複数回向き合うことで、しっかり解ける状態にすることによって理解力が高まっていくのかと思います。

房総診断士
房総診断士

経済学の内容は、なんとなく、でも運で解けてしまう論点も結構あると思います。

でもその状態では、高難易度の問題は解けない。

基礎的な論点をしっかり理解することが必要なのかと思います。

グラフの意味を理解しながら進む

グラフはただの絵ではなく、意味があります。

交点、大小、平行移動、傾きなどについて、それぞれの意味を考えながら問題を解いていくと理解が定着しやすいと思います。

私は、少なくとも問題の論点の部分は、グラフでの意味を理解してから進むように心がけていました。

房総診断士
房総診断士

わかったつもり、が一番もったいないですよね。(私もよくなっていますが。。。)

過去問回転の実際

経済学・経済政策の過去マス正答率の集計を行いました。

実施時期とその正答率を記載します。

実施時期はいつ?

カコマスを回したタイミング(1~3回目)はそれぞれ以下です。

1回目:2021/2/15~

2回目:2021/4/1~

3回目:2021/6/11~

集計はしていませんが、3周目に不正解だった・自信がなかった項目に絞って、過去マスでの勉強を受験直前まで続けています。

過去問マスターでの記録方法

正誤チェック欄には、3種類の情報を記載しました。

1.〇 正解 自信をもって正解できた

2.△ 2択などに絞って正解、あるいは直前の問題解説に記載があったので正解

3.× 不正解 普通に間違えた

高速回転の正答率はどうだった

実際に、当時の記録をグラフにしてみました。

  • 一回目は自信なしだが64%は解けている。だが、感覚的には全然解けなかったなぁという印象。過去マスではカテゴリごとに問題がまとめられていて、問題を解く前に類似問題の解説を読み込んでいるので、理解度はイマイチだけれども何とか解ける、という感じ。
  • 実際、一回目は各セクションの先頭のほうの問題は、比較的低難易度のことが多いのだけれども、ほとんど解けていなかった。
  • それでも、2回、3回と回していくうちに、自信をもって解ける問題が、増えていく。
  • その年の難易度にもよるのだろうと思うが、過去マスA,B問の半分量を自信をもって解けるレベルになれば(私で言うところの3回目の状態)、60点に到達する可能性が十分に出てくると思う。(実際私は6~7月は本業の忙しさもあって勉強に力が入っていなかったです。おそらく三回目の正答率の知識レベルから受験当日までほとんど実力は変わっていないような気もする。。。)
  • やっぱり、過去問を使って、自信をもって正解できる論点いかに増やすか、ということが重要なのかなと思います。

一次試験の実際の点数は?

結果的に、経済学・経済政策の点数は

「76」でした!!(得点Aが経済学・経済政策です。)

終わった瞬間は、もうちょっとできていたかな?と思いましたが、それでも十分な得点を取ることができました。

運営管理 88点

まとめ

経済学は、理系の人がとっつきやすい数少ない科目と思います。

皆さんも過去マスを使って、実力分析をしてみてください。

以上。

房総診断士
房総診断士

このシリーズも次の経営法務を最後にいったん締めようと思います。

中小政策は過去マスでの勉強がメインではないので。。

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